「土踏まずがつった!」という痛い経験はしたことがありますか?特に運動をした後や寝ている間に土踏まずをつってしまうことはよくあります。
筆者が土踏まずがつった経験が何回もあります。本当に痛くて、耐えれないですよね。第ニの心臓とも呼ばれる足裏ですが、よくつるのは何らかの病気の可能性も考えられます。
今回はそんな土踏まずがつる原因や、筆者がよくやっている土踏まずがつった時の対処法についてご紹介したいと思います。
土踏まずとは?役割は?
土踏まずは、足裏のアーチ状の部分を指します。医学的には「足底臼蓋」と呼ばれています。
2本足のハシゴは立てることができないように、人間の二本足で立つという姿勢はとても不安定です。土踏まずがあるこそ、体のバランスを取れて、スッと立って歩くことはできます。
土踏まずの無いサルや、まだ土踏まずが形成されていない赤ちゃんが2本足で歩くことができないのはその原因です。ですので、土踏まずの大切な役割は体のバランスをとることです。
また、土踏まずは歩いたり、走ったりした時の衝撃を吸収するクッションのような役割も持っており、非常に丈夫で弾力性のある筋肉組織となっています。
筋肉はよく使われると、疲労がたまりやすいため、つりやすくなります。
土踏まずがよくつる原因は?
土踏まずがよくつる原因は以下のように考えられます。
土踏まずの部分の筋肉疲労
さきほど述べたように、よく使われる筋肉ほど、つりやすくなるので、足の裏の動きが悪かったり、長時間の負荷で疲労すると起こりやすくなります。
ミネラルの不足やバランスの乱れ
マグネシウムは筋肉を緩める働きがあり、カルシウムは筋肉の収縮を高める作用を持つため、マグネシウムやカルシウムなどの「ミネラル」が不足している場合や、バランスが乱れると、足つりをしやすくなります。
特に運動した後はこのミネラルのバランスが崩れやすいので、筋肉の収縮と弛緩がうまくできず、つりやすくなります。
血行不良
身体が歪むや冷え症などで血行不良は土踏まずがつる要因の一つです。血行不良になると筋肉を緩める成分が不足して、筋肉が収縮しやすくなります。
「猫背」「偏平足」がある人だけではなく、パソコンやスマホを頻繁に使用するなどの原因で、姿勢が悪くなる人も要注意です。
病気の可能性
肝臓に異常が現れると肝臓の機能低下して、足の筋肉がつり、こむら返りがよく起きるようになってきます。
また足の裏には内臓と繋がってるいるツボがあります。胃の炎症が起こると足つぼの胃の部分が緊張してしまって、固まっている筋肉を無理に動かそうとした時に、つることがあります。
頻繁につる場合は、早めに内科または整形外科に行って受診するほうが良いです。
土踏まずがつった時の対処法
土踏まずがつると、足裏の筋肉が異常収縮してしまって、その時は力を入れてしまうと余計につってしまいます。
まず深呼吸して足裏の力を抜いてください。続いて足を伸ばして、つま先を身体の方にゆっくりと引いてください。伸ばす事で血行を促し、症状が緩和します。
また片手でつま先の指を身体の方へゆっくりと傾けるのも有効です。痛みが治まってきたら、ふくらはぎを軽くマッサージしたり、足を温めましょう。
自分でできる予防法
ミネラルの摂取
寝る前にマッサージする
寝る前にふくらはぎや足裏、足の指等マッサージしたり、軽いストレッチをして血行促進をする事で足のつりが予防できます。
またヒザ上までお湯に浸けて足を温めることでも足がつるのを予防できます。
水やお湯を使わない新しいスタイルの「足湯タイプの脚温器」も発売されていますが、試してみる価値はあります。
最後に
土踏まずがつるのは本当に痛くて、出来れば経験したくない事ですね。身体を常に温めることや姿勢の改善も予防に繋がるので、日ごろから意識しましょう。
また足がつることが頻繁に起こると、なんらか病気が隠れている可能性があるので、おかしいなと感じたら、内科または整形外科に行って受診してくださいね。