ザーサイと聞いて思い浮かぶのは、中華料理店などでラーメンや餃子を頼んだ時に一緒についてくるスライスされたあの漬物ですね。コリコリとした食感と塩味で一度食ベてみたら病み付きになり
食べたことがある方が多いと思いますが、野菜なの?原料って何?どんな栄養があるの?などよくわからない方が多いのではないかと思います。
そこで今回はそんなザーサイについてお伝えしたいと思います。
ザーサイってどんな野菜?原料は何?
ザーサイの原料
青菜頭
ザーサイ
ザーサイ(搾菜)は青菜頭(チンサイトウ)と言う野菜の茎から下の肥大化したコブ状の部分を使って作られた漬物です。
漢字で書くと、日本語で「搾菜」、中国語で「榨菜」、ちょっと違いますよね。
ザーサイの原料は青菜頭(チンサイトウ)という植物です。この青菜頭は、芥子菜(カラシナ)が変異してできた品種です。私たちにも馴染み深いあの高菜も芥子菜の変種だそうです。
青菜頭の上部は一般的な菜っ葉ですが、茎の根元に大きなコブ状の塊があります。この塊の部分だけを漬け込んだのが、搾菜です。
中国の四川省で栽培され、中国の多くの地域で食べられています。日本でも茨城県つくば市や、神奈川県三浦市で生産され、生野菜として、中華料理店やスーパーに出荷されています。
ザーサイの作り方
収穫したザーサイの茎の肥大部を天日で干した後、一度塩漬けにします、期間は少なくとも10日、長いものでは1ヶ月以上漬けるようです。
塩漬けが終わったら、水分を思い切り強く搾り出します、水分を絞った後、スジなどを丁寧に取り除き、唐辛子などの香辛料をまぶします。風味づけのために、酒を少量加えることもあります。
香辛料をしっかりとまぶしたら、カメ(甕)に搾るように漬け込んで、本発酵します。
本発酵の期間はとても長い、短いものでも数ヶ月、長いものでは18ヶ月から、中には数年漬けるものもあるようです。
長期間の発酵によって、独特の発酵した風味が生まれ、旨みの成分も増加することができます。
「搾菜」の名前の「搾」は塩水を搾ることや、搾るように甕(かめ)に押しこむところから来ていると言われています。
ザーサイにはどんな栄養があるの?
気になる栄養面ですが、実はザーサイには栄養成分が多く含まれます。
ザーサイには体に不可欠といわれるタンパク質、βカロテン、食物繊維、ミネラルがたくさん含まれています。
またザーサイには鉄分の含有量が100gあたりおよそ2.9㎎、鉄分の多い野菜として知られる小松菜の2.1㎎より多いんです。さらに高血圧予防効果のあるカリウムは100g中およそ68mg、小松菜(14mg)の4倍以上です。
ザーサイの糖質がゼロに近い、カロリーは1人前11.5kcalと低カロリーで、ダイエットに活用できます。
但しザーサイは漬物なので、塩分(ナトリウム)が多いので、食べ過ぎには注意が必要です。
ザーサイの美味しい食べ方
ここではザーサイの簡単かつ美味しい食べ方をご紹介します。
ササミとザーサイのおつまみ
ササミを手で裂いて、耐熱容器に入れ、塩と酒を振ってラップをふんわりかけてレンジでチンします。
千切りにしたザーサイとササミを混ぜてごま油をかけ、お好みで白髪ネギや胡椒、ラー油などザックリ和えて完成!
じゃがいもとザーサイの炒め
太目の千切りにしたジャガイモと粗みじん切りにしたザーサイを中火強でマヨネーズで炒めただけ。
こってり味でお酒がどんどん進みます♪
もやしきゅうりとザーサイの和え物
さっと茹でたもやしに千切りにしたきゅうりとザーサイを混ぜて、鶏がらスープの素、ごま油を和えて完成!
他にもたくさんありますが、簡単で手間かからないものをご紹介しました。漬物ですが、スープ・チャーハン・炒め物にしても美味しく食べられますよ。
通販で人気のザーサイ
コリコリした食感で炒め物、チャーハンに最高です。たっぷり入った300g×3袋!食べ方いろいろお好みに合わせておいしくいただきましょう。
最後に
ザーサイは漬物なので、賞味期限はとても長いです。未開封で数年、塩抜きしていなければ開封した物でも1~2年はOKだそうです。
但し塩抜きすると傷みやすくなるため、早めに食べましょう。