皆さん、タロイモという食材を食べたことがありますか?
古代ハワイ人にとっては「人間はタロから生まれた」と考えていたほど、大変神聖な食べ物だそうです。現代のハワイ人も主食として食べられています。
世界でも主食としている国が多いほど、ヘルシーなオーガニックフードとして注目されています。
そこで今回はタロイモという食材についてご紹介したいと思います。
タロイモってどんな野菜?味は?
タロイモの葉
タロイモ
タロイモとは?
タロイモは日本の里芋に似たイモ類です、原産地は東南アジアで、熱帯アジアやオセアニア、アフリカなどの熱帯地域で広く栽培されています。
アジア全体からインド、中近東、アフリカなどでも主食とされていたようです。
根茎が巨大化した部分で親芋を食べますが、葉も茎も食べられ、非アレルギー性植物です。
タロ芋の葉は、フィリピンでは、「Dahong ng Gabi」と呼ばれ、乾燥したものが売られています。タロイモの茎も野菜として食べられます。
タロイモの品種はとても多く、80種以上の品種があるそうです、日本で栽培されているエビイモ、エグイモ、京都料理のカラノイモ、タケノコイモ、南日本のタイモもタロイモの一種です。
日本のサトイモもタロイモの一種だそうですが、里芋はタロイモのうち最も北方で栽培されている品種群だと言われています。
タロイモの味
タロイモは里芋と同じ種類であり、味わいも里芋によく似ていますが、里芋のようなぬめりはありません。
茹でたり蒸したりすると、クセが少なく、ほんのり甘い感じがします。中にはあっさりとしたジャガイモと感じる人もいるようです。
クセがないため、焼芋、煮物、スープ等、幅広く利用されています。
タロイモの栄養価は?
タロイモは栄養価が高く、炭水化物(糖質)やたんぱく質、カリウムが多く含まれています。更にビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、食物繊維なども豊富で、万能食材と言われています。
消化が良く栄養価が高いので、赤ちゃんにはじめて与える離乳食として使われたそうです。なかにはミルクにアレルギーを持つ赤ちゃんに与える母親もいるのだそうです
タロイモは芋類の中では低カロリーで、さつま芋の半分程度です。パンやご飯に比べてヘルシーだということで、ハワイや日本でもダイエット食品として利用されています。
タロイモの食べ方やレシピー
タロイモを使った料理には「ポイ」が有名ですね。
ハワイでは、タロイモを蒸してペースト状にし、水を加えてすりつぶしたものを「ポイ」と呼び、現在でも食されています。赤ちゃんの離乳食としても利用されているそうです。
ここではタロイモの簡単レシピーをご紹介します。
タロイモの和風ジャーマンポテト
(参考:http://tenchi725.blog.fc2.com/)
材料:
- タロイモ:1個
- 玉ねぎ:1/2個
- ベーコン:4枚
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 砂糖:小さじ2
- 酢:小さじ2
- こしょう:少々
- 油:適量
作り方:
- タロイモの皮をむき、短冊切りにし、柔らかくなるまでゆでます。ゆであがったら湯を切っておきます。
- 玉ねぎ、ベーコンを一口大に切っておきます。
- フライパンに油を熱してベーコン、玉ねぎを炒め、火が通ったらタロイモを加え、砂糖、みりん、醤油を加えます。香りがたってきたら酢を回しかけ、こしょうを振って出来上がり。
タロイモの煮っころがし
(参考:クックパットのミーミちゃん作)
材料:
- タロイモ
- 焼き鳥のタレ
- サラダ油
- 水
- 青のり
作り方:
- タロイモの皮をむき、一口大に切ってサラダ油で揚げておく。
- フライパンに焼き鳥のタレと水をいれ火にかけ、青のりを入れる。
- 揚げたてのタロイモをフライパンに入れて、からめたらできあがり!
最後に
日本のスーパーで見かけることは少ないタロイモですが、通販でタロイモ団子や冷凍タロイモ売ってますよ。
いつも食べている里芋とは、どんな違いがあるのか?実際に食べてみてね。