さつまいもはお好きですか?あのホクホク食感がたまらないですね。
ここであなたに質問をします。
実は、さつまいもの皮には私たちが想像している以上に豊富な栄養が含まれていますよ。皮ごと食べて初めて得られる栄養効果もあるんです。
そこで今回はさつまいもの皮の栄養効果や洗い方、皮ごと食べるのにおすすめのレシピーをお伝えしたいと思います。
さつまいもは皮ごと食べるべき
さつまいもを食べた後、胸焼けや胃もたれをしたことがありませんか?
実はさつまいもの主成分はでん粉です。
さつまいもは焼いたり蒸したりすると、さつまいも中の「βアミラーゼ」というデンプンが分解され、麦芽糖に変えて甘みが増えます。
その甘みが胃に入ると、胃液を出すことを促進し、酸度の強い胃液が食道の下部を刺激して、胃液の逆流や胸焼けが起こってしまうのです。
また、さつまいもは胃や小腸だけでは消化されにくく、大腸まで行ってしまって、発酵することでガスを生じ、おならが出やすくなります。
そこで皮の出番です♪
さつまいもの皮付近には「ヤラピン」という物質が含まれています。
さつまいもを切断すると粘性の白い乳液がしみ出てきますね。その白い乳液が「ヤラピン」なんです。
このヤラピンには糖化酵素(βアミラーゼ)の作用阻害や微生物の生育抑制、さらに緩下作用があるので、異常発酵やガスの発生を緩和するという効果が期待できます。
ですので、さつまいもは皮ごと食べると胸やけとおならを抑えてくれるので、皮ごと食べましょう!
さつまいもの皮の栄養効果は?
実はさつまいもの皮のほうが栄養たっぷりなんです。
先ほど説明した「ヤラピン」の他、食物繊維、カルシウム、ビタミンC、アントシアニンやクロロゲン酸などの抗酸化成分も豊富に含まれています。
皮ごと食べることで、摂取できる栄養素がグッと増えるんです♪
では皮ごと食べることで、もたらす栄養効果を見てみましょう。
1、食物繊維はお通じをよくしてくれる効果や、 コレステロール値を下げる効果があります。
2、さつまいもにはカルシウムが多く含まれています、いも類の中でもさつまいものカルシウムの量は多く、特に皮部分には実の部分の5倍も含まれています。
カルシウムが肌の新陳代謝をアップすることや、丈夫な骨や歯を作ってくれる、イライラを解消するなど嬉しい効果が期待できます。
3、アントシアニンとクロロゲン酸はどちらもポリフェノールの一種で、その強力な抗酸化作用の働きで、動脈硬化などの生活習慣病の予防に、効果があると言われています。
4、さつまいものビタミンCもイモ類の中でトップレベルです!シミやくすみを予防する、肌を修復するなど美容と健康の味方です。
さつまいもの皮の洗い方
土がついてるさつまいもはたわしを使いましょう。土がついてるので手で洗うだけでは落ちにくいから。
たわしで洗う場合、力加減が注意しましょう。強くゴシゴシやりすぎると皮が剥がれてしまうので、あまり力入れずに、軽い力で洗うのがコツです。
また泥は水に浸けておくと落ちやすくなるため、10分くらい水に浸けてから洗うと綺麗に洗えます。
最近スーパーで売ってるさつまいもはすでに洗ってあるので、きれいなものが多いです。
こういうきれいなさつまいもであれば、手で洗うだけで大丈夫です。加熱して食べるので、殺菌されます。
皮ごと食べるのにおすすめのレシピー
さつまいもは皮ごと食べるのにおすすめのレシピーをご紹介します。
さつまいもの煮物
お砂糖とお醤油で煮るだけで、とても優しい味でお箸がとまりません。
作り方:
さつまいもを輪切りもしくは扇型に切ります。
ひたひたの水と醤油、砂糖、みりんを入れて、蓋をして中火で煮ます。
ぐつぐつとなったら蓋をとって弱火にし、煮崩れないように柔らかくなるまで煮ます。これで出来上がりです♪
簡単でとってもおいしいです!分量はお好みで。
さつまいものバター添え
電子レンジ簡単!さらにさつまいもの甘みをギュギュっと閉じ込めます♪
1、さつまいも1本を食べやすい大きさにカットをし、さっと水にさらす。
2、水気を切ったさつまいもを耐熱容器に入れて、醤油・酒・砂糖・水を入れかき混ぜる。
3、電子レンジにて600wで6~7分温める
4、お皿に盛り付け、バターをつけで完成!
バターの脂肪分が胃を保護してくれて、胸焼けや胃もたれ防止の作用があるんですよ!
最後に
さつまいもの皮って本当に凄いですね、捨てたら本当に勿体無いです。皮ごと食べて初めて本当の美味しさがわかるかもしれません。
さつまいもの皮には豊富な栄養があり、健康や美容に良いので、いつまでも若く綺麗でありたいというあなたはぜひ皮ごと食べてくださいね♪