日本のお茶といえば一般的には緑茶がよく知られていますよね。
昔はわざわざ淹れるのも面倒でしたが、現在では、簡単にティーバッグで入れられるタイプや、ペットボトルタイプのお茶が普及する事によって、若い人達は勿論、子供にも大人気の飲み物になっています。
ただ、乳幼児や妊娠している女性にはあまり良くない、という一面もあります。そんな緑茶のいろいろを調べてみました。
緑茶にはどんな健康効果があるの?
緑茶には、とても優れた栄養成分が含まれています。代表的なのが、カテキン、タンニン、ポリフェノール、ビタミン、カフェインです。
良くないとされる事の多いカフェインにも、多くの優れた効能があるんです。
ガンに予防の効果
緑茶に含まれているポリフェノールとカテキンが細胞のガン化を予防し、発ガン抑制効果が高いとみられます。
またポリフェノールで血圧、コレステロール、血糖値調整効果、抗酸化作用、抗菌作用など多彩な効果が知られています。
免疫力アップ
ある臨床研究では、緑茶に風邪菌の増殖を防ぐ作用があることがわかりました、これは、緑茶に含まれているカテキンには、ウィルスを撃退する効果があるから。
ダイエット効果
2011年におこなわれた実験で、高カロリーの食事と共に緑茶を飲んだマウスは、緑茶を飲んでないマウスより、脂肪を蓄える速度が遅かったという結果になりました。
これは油っぽいものを食べた後に緑茶を飲めば、タンニンが脂肪を分解する酵素の働きを高めてくれる効果があるからです。
他にも糖尿病予防、コレステロール値の低下、虫歯予防、口臭予防、眠気さまし、二日酔い防止などの効果も期待できるのです。
緑茶に含まれるカフェインの量は?
緑茶を飲み過ぎると良くない、あるいは乳幼児や妊娠している女性には良くない、とされる主な理由として、カフェインの含有が挙げられます。
カフェインとはコーヒー豆、茶葉、カカオ豆などに含まれる食品成分のひとつで、ドイツの化学者ルンゲ(Friedlieb Runge)がコーヒー豆から発見し、この名が付きました。
覚醒作用、興奮作用、交感神経刺激による基礎代謝増進する働きがある一方、睡眠の質の低下や胃酸分泌過剰による胃への負担をかけるなどのリスクもあります。
淹れ方によってお茶の味は勿論カフェインの量も微妙に変わったりはするのですが、一般的な淹れ方をした場合、お茶一杯(150mlあたり)に含まれるカフェイン量を調べみました。
- 緑茶(煎茶):30mg
- 抹茶:45mg
- ほうじ茶:30mg
- 番茶:15mg
- 玄米茶:15mg
- ウーロン茶:40mg
- 紅茶:45mg
- 玉露:240mg
玉露が飛び抜けて多いですね。玉露は大人でも夕方以降に飲むと眠れなくなるレベルです。
因みに、他の嗜好品ですと、
- コーヒー:68~140mg(淹れ方によって上下)
- コーラ:15mg
- ココア:45mg
となっています。
同じ量なら、ココアより緑茶の方がカフェインが少ない、というのは驚きですね。
緑茶の飲み過ぎによる影響は?
ただし、乳幼児と妊婦の摂取に注意が必要、と言われているのには理由があります。
飲み過ぎると健康被害が起こる可能性があるからです。
飲み過ぎた場合に起こりうる健康被害は以下の通りです。
- カフェインの過剰摂取による胃腸の不調(下痢や吐き気など)
- カフェインの過剰摂取によりカフェイン依存症を発症(飲まないと禁断症状が出る等)
- タンニンの過剰摂取による貧血症状の悪化(鉄の吸収を妨げる効果があるため)
- シュウ酸の過剰摂取による尿路結石の発症
など。
ただ、どれもあくまで「過剰摂取」した場合に起こる症状ですので、常識的な量を飲んでいる限りでは、こういった心配はありませんのでご安心ください。
1日何杯まで飲んでいいの?
1日の間に飲んでも問題のない「常識的な量」というのはどのぐらいなのか?
勿論、体質や個人差にもよるのですが、ペットボトル1リットルを1日1本空ける位の量なら問題ありません。
コップで飲む場合、約10杯位になります。
ただ、同じまたはそれ以上の量のコーヒーや紅茶、あるいはカフェインを多く含む嗜好品(チョコレートなど)を摂取している、あるいは日常的にカフェインを多く含む栄養ドリンクを飲んでいる方は、それらの量と照らし合わせてみて、適量を判断するようにしましょう。
WHO(世界保健機関)では、1日300mgがカフェインの1日の摂取量の基準になっていますので、その辺りを目安にすると良いです。
最も人気のある緑茶
Amazonや楽天でベストセラー1位の緑茶です。
国産茶葉100%使用し、すっきりした「香り高い緑茶」に抹茶を贅沢に加えて仕上げました。
お茶のおいしさを引き出すフィルターと原料茶にこだわったティーバッグを使用したので、水出しでも簡単に美味しく淹れられます。 マイボトルに入れて、通勤中や移動中で抽出できます。
まとめ
お茶は春夏秋冬どの季節に飲んでも美味しい飲み物ですが、特に、夏に飲むのをお薦めします。
お茶の効果効能は夏バテにも有効ですし、殺菌効果があるので、食中毒の心配な季節には何よりぴったりな飲み物だからなんです。
お茶を適量飲んで、健康&美容ライフを楽しんで下さいね。