あなたは、お茶はお好きですか?
お茶にも色々種類があります。日本茶では、煎茶や抹茶や玄米茶や玉露、そして番茶やほうじ茶がポピュラーですよね。
今回の記事では、その番茶について、効果効能や、よく混同されているほうじ茶との違いについて、色々調べてみた結果を解説していきます。
読んで、番茶の知識を高めて、番茶をもっと身近に感じていただけると嬉しいです。
番茶とは?
番茶をウィキペディアで調べてみました。
日本で飲まれる緑茶の一種である。市場流通品では規格外、低級品のお茶を指す。普段使いのお茶、地場産、自家製のお茶の総称を番茶と呼ぶ場合もある。
とあります。
煎茶と原材料は同じですが、煎茶より値段は安くなっています。
煎茶はお茶の葉を若い段階で摘んだものから作られているのに対して、番茶はお茶の葉が成熟してから摘んだものから作られています。
そのため、風味も成分も、お茶と若干違いが出てきています。
番茶にカフェインは含まれる?
お茶には基本的にカフェインが含まれていますが、番茶にもカフェインはあります。
ただ、煎茶より少なめになっています。
ポピュラーな他の日本茶のカフェイン含有量を表にしましたので、較べてみて下さい。
日本茶のカフェイン含有量(100ml当たり)
お茶の種類 | カフェイン量 |
番茶 | 10mg |
ほうじ茶 | 20mg |
煎茶 | 20mg |
抹茶 | 64mg |
玄米茶 | 10mg |
玉露 | 160mg |
日本茶の中で、最もカフェイン含有量が少ないのが番茶だったのですね。
これなら、カフェインに弱い方や、子供やお年寄りでも、安心して飲む事が出来ますね。
番茶の成分・効果効能は?
番茶に含まれている主な成分は、カテキン・ビタミンC・カフェインです。
どれも、煎茶より含まれている量は若干少ないのですが、どの成分も、体もとても有益な効果効能を発揮してくれます。
カテキン
お茶の苦味成分に当たります。
アンチエイジングに効果のある抗酸化作用、血糖上昇抑制効果、発ガン性物質の抑制効果、血圧上昇抑制効果などがあります。
ビタミンC
カテキン同様、アンチエイジングに効果のある抗酸化作用、風邪の予防効果、美肌効果などがあります。
カフェイン
頭をすっきりさせる覚醒効果、老廃物を体外に放出する利尿作用などがあります。
よく混同されるほうじ茶との違いは?
ほうじ茶は、よく番茶と混同されますよね。地方によっては同一視しているところもあります。
でも、基本的には違うお茶です。
ほうじ茶をウィキペディアで調べてみました。
日本の緑茶の一種であり、茶葉を焙(ほう)じて飲用に供するものを指す。一般に、煎茶や番茶、茎茶を焙(ほう)じたもの、すなわち焙煎(ばいせん)したものである。
とあります。
つまり、番茶などを焙じたものがほうじ茶だったのです。
あとは、色も違いますね。
お茶の葉を焙じたほうじ茶は茶葉も淹れたお茶も茶色いのですが、番茶は緑色です。
また、焙じて作るので、カテキン・ビタミンCも、番茶や他のお茶と較べて少ない量になっています。
栄養分は少なくなってしまいますが、苦味成分も減るため、すっきりとした味わいで飲みやすくなっています。
番茶の美味しい淹れ方
番茶を美味しく淹れるには、熱湯を使うのが第一のコツです。
茶葉の量は、一人分につき小さじ一杯位。人数分の茶葉を急須に入れ、熱いお湯を一気に注ぎ込みましょう。
お湯を注ぎ込んだ後は急須に蓋をして、約30秒蒸らします。
そして、お茶の成分が均等に行き渡るよう、ゆっくりとお茶碗に淹れていきます。
この方法で、香りが高く、味わいの深い美味しい番茶が飲めます。
煎茶よりランクの劣るお茶なんて思えない美味しさが楽しめますよ。
まとめ
番茶についての記事、楽しんでいただけたでしょうか。
カフェインに弱い体質だけどお茶は好きなので飲みたい、という方には、番茶はぴったりな飲み物ですよ。
お値段もリーズナブルなので、安心してお買い求めいただき、美味しく味わって下さいね。