夏はやっぱりビール!という方も多いのではないかと思います。特に、暑い屋外から帰ってきた時、仕事が終わった後の一杯、お風呂上がりの一杯とか最高ですよね。
しかも、ビルの健康効果が高いという事が、近年様々な国の研究機関での調査によって証明されました。しかしビールの健康効果を得るには、適量を守る必要もあるんですよ。
また買いだめしておくビールの賞味期限は切れてしまった!まだ飲めるの?
今回は、ビールの健康効果を始め、ビールの賞味期限などについていろいろご紹介します。
ビールの賞味期限はどれぐらい?賞味期限切れのビールは飲める?
ビールの製造業者のFAQによれば、ビールの賞味期限は製造から大体9ヶ月です。
開封をしていなければ腐るものではないので、賞味期限を切れたものでも飲む事は出来ますが、味は格段に落ちてしまいます。
特にビールの炭酸は、ビールの美味しさポイントを大きく上げる要素です。炭酸が抜けてしまったビール、あまり飲みたいと思いませんよね。
ですが、飲用にはあまり適さなくなったビールでも使い道があります。それは、料理に使う事と、掃除に使う事です。
料理の場合、天ぷらの衣をつける時、衣用の水にビールを少量入れる事で、天ぷらを普段よりからっと美味しくあげる事が出来ますし、煮込み料理にビールを少量入れると、具が柔らかく、味もまろやかになります。
掃除の場合、頑固なガスレンジの焦げやレンジの掃除に、ビールのアルコール成分がとても良い仕事をしてくれるので、普段使っている洗剤よりも良く落ちてびっくりするかも知れません。
ただ、ビールの成分的に、拭き掃除に使ったまま放置すると拭いた後がべたべたになってしまうので、汚れを落とした後は丹念に仕上げ拭きをするようにしましょう。
ビールは健康に良い?どんな効果があるの?
ビールの健康効果については、以下のようなものが発表されています。
- 毎日適量のビールを飲む人は、糖尿病・高血圧・肥満のリスクが低い
- 毎日適量のビールを飲む人は、飲まない人よりも心臓病のリスクが約3割低い
- 毎日ビールを飲む人は、尿路結石のリスクが約4割低い
- 毎日ビールを飲む人は、認知症・アルツハイマーのリスクが約2割低い
など。
また、ビールに含まれている抗酸化物質がガンの予防効果を持つ事、ビールに含まれている大麦がコレステロールの数値を下げる効果がある、なども指摘されています。
ただし、どの健康効果も、飲み過ぎる事で逆にマイナスになる、という事も合わせて注意喚起されています。
1日の摂取適量は?
では、ビールの健康効果を保つための適量はどれ位なのでしょうか。
アルコールに対する感受性は人それぞれなので絶対にこの量、というのはありませんが、一般的には大体1杯から2杯、量にすると大体450ml前後が適量だとされています。
それ以上は、逆に健康を損ねる効果があるので、くれぐれも飲み過ぎにはご注意下さい。
アルコールや麦のアレルギーのある人は、勿論飲用を避けましょう。
また、ビールで太ると言われる最大の理由は、ビールを飲む時に高カロリーなおつまみを一緒に食べてしまっている事です。
1日の摂取量を守って、低カロリーなおつまみと一緒に楽しむようにすれば、健康効果も上がり、美容効果を上げる事も可能です。
ビールの正しい注ぎ方
最後に、ビールを美味しく飲むための正しい注ぎ方をご紹介します。
ビールは大きく分けて「ラガー」「エール」「自然発酵」の3種類のタイプがありますが、日本で流通しているのはラガーがほとんどです。
ウィキペディアで紹介しているラガービールの注ぎ方は、
- ビールが空気に触れないよう、ビールの底にビールを叩きつけるように注ぐ事で泡を形成する。
- その後は、グラスとビールの注ぎ口を近づけ、形成した泡を壊さないように丁寧に注ぐ。泡は全体の3割程度が最もよいとされています。
また、ビジネスの場面でビールを注ぐ時は、
- 右手でビンまたはカンの底を持つ。
- ラベルを相手に見えるように上に向ける。
- 注ぎ口付近を左手で支えながら、ビンまたはカンの口がグラスにつかないように注ぐ。
目上の人にビールを注ぐ場合は、片手だけで注がないように注意しましょう。それは、他のアルコールのお酌をする時も同様です。
相手のグラスが半分以上空いている場合も、飲み残しのビールに注ぎ足されるのを嫌がる人も多いので、必ず注いで良いか確認してから注ぎましょう。
まとめ
ビールは、適量を守ればとても健康に良い事が分かりましたが、ビールの成分が持病に良くない作用をもたらす場合もあります。
ビールをかかりつけの医師や健康診断の結果控えるように言われている人は、適量であっても医師の診断に従って、許可が降りるまではぐっと我慢しましょう。
健康とマナーを守って、ビールをより楽しんで下さいね。