生姜は、どういう風に摂取するのがお好きですか?
薬味として使うのが好み、だけど、飲み物として飲むのはちょっと苦手、という人もいるかもしれません。
でも、アレルギーでないのなら、生姜湯は、特に冷え性の方や風邪気味の方には是非飲んでいただきたい飲み物なんですよ。
今回は、生姜湯のパワーのいろいろや簡単な作り方をご紹介させていただきます。
生姜湯とは?どんな効果があるの?
生姜湯と言うのは、一般的には、生姜をお湯などに溶いた飲み物を指しますが、生姜を入れたお風呂を指す場合もあります。
今回は、飲用する生姜湯についての記事になります。
生姜自体が昔から現代までずっと生薬とされているだけあり、生姜湯は、風邪の引き始めにとても効果が高いという事で重宝されています。
生姜湯で得られる健康効果は、風邪や感染症の予防だけではありません。冷え性に悩む人にも強い味方になってくれるんです。
生姜湯からもたらされる効果は、
- 血行の促進
- 胃の消化活動の促進
- 咳の症状の緩和
- 免疫力の向上
- 抗菌及び殺菌作用
- 吐き気やめまいの症状の緩和
- 冷え性の改善
- 生理痛などの緩和
などです。
生姜湯が風邪に効く理由は?
生姜湯が風邪に効く一番の理由は、前の項で書きました生姜の効能のうち、
- 血行の促進
- 咳の症状の緩和
- 免疫力の向上
- 抗菌及び殺菌作用
が大きな働きをするからです。
特に、まだ風邪の菌が活発化していない引き始めには殺菌効果と血行促進、そして免疫力の向上を働きかけてくれる事が大きな力になります。
ここで一つ、加熱した生姜と生の生姜では、効果が違うという点をお伝えします。
生姜の主成分であるジンゲロールには、体を温める効果と免疫力を高める効果がありますが、生姜を加熱する事でショウガオールに変化します。
ショウガオールの主な効果は解熱作用と血行促進なので、その時の症状やニーズに合わせて、加熱した生姜を使った生姜湯にするか、生の生姜を使った生姜湯にするかを考えてみましょう。
生姜湯の作り方は?
生姜湯の作り方は、ご家庭で作る場合や市販のものを買う場合、それぞれの好みや製法に因って様々ですが、今回は、楽天レシピで特に人気の高いものをご紹介します。
生姜湯の作り方
参考:楽天レシピのさすけ5678さん作
材料(1人分):
- 水:200ml
- 生姜:1かけら
- スリムアップシュガー(なければ普通の砂糖でも):スティック1本
- 片栗粉:小さじ1
作り方:
1. 生姜の皮をむいてすり下ろしておく。汁も使うので捨てないように。
2. 小鍋などに、水と生姜とスリムアップシュガーを入れて沸騰させる。
3. 沸騰後火を止め、小さじ1の水で溶いた片栗粉を入れ、全体を軽く混ぜてとろみがついたら出来上がり♪
電子レンジで簡単生姜湯
参考:楽天レシピのしょう-YANさん作
材料(1人分):
- 生姜:1かけら
- 片栗粉:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- 水:大さじ2
- ポットのお湯(90度のもの):150ml
作り方:
1. すり下ろした生姜と片栗粉と砂糖をカップに入れる。
2. 水を大さじ2入れてよく混ぜた後、ポットのお湯を入れる。
3. 電子レンジで1分10秒ほど加熱し、かき混ぜてとりみがついたら出来上がり♪
この2つのレシピはどちらも片栗粉を使っていますが、片栗粉がない場合はなくても大丈夫です。
また、風邪の初期で咳や喉の症状が気になる場合は、砂糖をはちみつに変えると、より症状が緩和できるのでおすすめです。
レモンを入れてみても美味しいですよ。
生姜湯は市販でも売っている
自分で作るのは面倒くさいという方に市販などで販売されている生姜湯がおススメです。
作り方はとても簡単!コップに生姜の粉を入れて、熱いお湯をそそいで出来上がり!
生姜湯を飲むタイミングについて
生姜湯をより効果的に飲むタイミングは、その人の状態や体質によっても違ってきますが、どんな人にもベスト!とされているのは、朝起きた時に飲む事です。
朝食を摂らない人でも、生姜湯を朝飲むだけで、かなり体が活性化するのを実感できる筈ですよ。
他におすすめのタイミングとしては、
午後のお茶のタイミング
昼食後、眠気や疲れが出ている時に、リラックスさせてくれます。
お風呂に入る前
生姜湯をお風呂の前に飲む事で、血行が促進され、入浴の効果も更に高めてくれます。
就寝前
生姜が手足の先まで血行を促進する事で、質の良い睡眠を提供してくれます。就寝前に飲むのは、冷え性の方や寝付きの悪い人には特におすすめですよ。
まとめ
生姜湯のいろいろをご紹介させていただきました。
ただ、生姜は若干刺激も強い食品ですので、摂り過ぎると逆効果になってしまう事もあります。生姜の1日の適量は、加熱生姜なら10g、生の生姜なら大さじ1杯程度となっています。
生姜を多めに入れる生姜湯がお好きな方は、自分のニーズに合ったタイミングで1日2杯位に留めるようにしましょう。