味噌汁は毎日食べていますか?
気温が高い時期にあまり温かい物は食べたくない、という理由で、夏場は食べないという人も多いかも知れませんが、それはちょっともったいないです。
味噌汁は、熱中症の予防に効果的で、簡単に大量に作れてしかも栄養価が高く、とても優れた食品なんです。戦国時代に、武田軍の陣中食としても重宝されたと言われています。
毎食は無理でも1日1食は食べたい、そんな味噌汁のいろいろに迫ってみます。
味噌汁のカロリーについて
毎日のように食べるものとしては、やっぱりカロリーが気になりますよね。
そこで、具なし味噌汁、手作り味噌汁、市販の味噌汁のカロリーをそれぞれ調べてみました。
具なし味噌汁のカロリー
かつおだしを使った味噌汁1杯分:41kcal
味噌18gが35kcal、かつおだし200gを6kcalと計算しています。
手作り味噌汁のカロリーの計算方法
上の具なし味噌汁に、味噌汁の具によく使われる食材のカロリーを加算します。
一般的に味噌汁1杯に含まれる量で計算しています。何点か例を挙げますと、
- あさり20粒:50gで15kcal
- しじみ15粒:15gで8kcal
- 油揚げ:15gで58kcal
- 木綿豆腐:30gで22kcal
- 絹ごし豆腐:30gで17kcal
- なめこ:30gで5kcal
- カットわかめ:2gで3kcal
- 塩蔵わかめ:8gで1kcal
- こねぎ:3gで1kcal
- 大根:30gで5kcal
- ほうれん草:20gで4kcal
という結果です。
市販の味噌汁のカロリー
有名な永谷園さんで出しているインスタント味噌汁のカロリーは、
- 生味噌タイプゆうげ 1食(18.1g):30kcal
- 生味噌タイプあさげ 1食(18.1g):30kcal
- 生味噌タイプあさげ減塩 1食(15.1g):27kcal
- ドライ味噌タイプあさげ 1食(19g):26kcal
でした。
永谷園さんのサイトで詳細を確認する事が出来ます。
自作の場合、いっぱい具を入れても低カロリーですね。
豚汁になると、豚肉などが入る分カロリーが上がりますが、豚汁が出る定食屋さんの豚汁のカロリー比較を見ると、大体125kcalから156kcalなので、必要な栄養を沢山取れる事のほうを重要視して、カロリーはあまり気にしなくても良いかもしれません。
また、白味噌と赤味噌と合わせ味噌など、何種類か味噌がありますが、カロリーはほとんど変わらないので、気にせず好きな味の味噌を選びましょう。
味噌汁の栄養や効果は?
大豆を発酵させて作った味噌には、大豆の優れた栄養素の一つであるイソフラボンが豊富に含まれています。
大豆に含まれる7つの有効成分によって、高血圧を予防したり改善したりする働きもあります。
また、美肌効果もありますので、お味噌汁に入れる具を工夫することで、更に健康及び美容の効果をアップさせる事も出来ます。
例えば、ミネラルやビタミンを多く摂るためにあさりやしじみなどの貝類、ビタミンを摂るために大根やほうれん草やねぎやキャベツなどの野菜、豆腐や卵でたんぱく質、といった感じです。
意外な食材がマッチしてしまうのも、味噌汁の懐の深さです。毎日の食生活でちょっと不足してるな、と感じるものを、味噌汁に混ぜて手軽に摂るのも良いですね。
味噌汁の作り置きの保存方法と日持ち
毎日食べたい味噌汁ですが、意外に日持ちしません。特に夏場は、夜作ったものが朝には腐ってる、なんて事も多いです。発酵食品を使用しているため、痛みやすいのです。
夏場に限らず、味噌汁は冷蔵庫又は冷凍庫で保存するように心がけましょう。
冷蔵保存の場合
味噌汁を冷蔵庫で保存する場合、タッパーなどの密閉できる容器に入れて、粗熱を取ってから冷蔵庫へ入れましょう。
塩気を強めに作っておけば、薄めのものより長持ちしますので、作り置きする場合は普段より多めに味噌を入れ、食べる時にお湯で薄めるのが良いです。
お鍋ごと冷蔵庫に入れる場合は、ふたをした状態で一度加熱した後、常温位まで冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。
冷蔵保存をした味噌汁の日持ちは1〜2日程度です。冷蔵庫に入れてからなるべく2日以内に食べきりましょう。
冷凍保存の場合
実は味噌汁が冷凍保存もできます。
ただし、じゃがいもや豆腐などの具がある場合、冷凍して再度加熱した際、具が崩れたり、スカスカになったりするので、予め入れる具を工夫する必要があります。
冷凍方法の場合、味噌汁が冷めたら、タッパーに入れてしっかりと蓋をして冷凍室に入れましょう。
解凍する場合は、食べる前日から半日前位までに冷蔵庫に入れて自然解凍しましょう。
1食分ずつ具材と味噌を小分けに袋に入れて冷凍しておき、食べる時お湯を注ぐ、という方法もありますので、よろしければお試し下さい。
冷凍なら2週間保存が可能になります。なるべく2週間以内に食べきりましょう。
まとめ
味噌汁と一口に言っても、具によって全然違う味わいになる、とても奥の深い食べ物です。
カロリーはそれほど気にする高さではありませんが、塩分に気をつける必要のある方は、そこにだけ気をつけて食べたほうが良いかもしれません。
また、白味噌、赤味噌、合わせ味噌、麦味噌、など、種類も色々ありますので、それぞれの味を試して、合う具を探すのも楽しいのではないでしょうか。