塩サウナ、最近話題になっています。
健康と美容に効果が高いだけじゃなく、ニキビ治療にも推奨されているとか。実際のところはどうなのでしょうか。そんな塩サウナの実態に迫ってみました。
塩サウナとは?
まず、塩サウナというのがどういうものなのかをご紹介します。
塩サウナというのは、サウナに入った後に、皮膚に塩を塗り込んで体を温める入浴法です。
スクラブ洗顔、というのが、肌にとても良いと言う事で、洗顔料もスクラブタイプのものが増えましたが、その要領で塩を肌に刷り込む感じです。
また、通常のサウナの室内設定温度が80度から100度であるのに対し、塩サウナは40度から50度設定とやや低め。
時間をかけて汗を流すようになっています。
ゆっくりと汗をかいてじっくりと体の老廃物を出しながら、更に塩を塗布する事で、より高い効果を上げる事が出来るんです。
塩サウナの正しい入り方や頻度
そんな嬉しい効果のある塩サウナですが、間違った方法で入ると逆効果になってしまう事もありますので、ここは正しい手順を覚えておきましょう。
- サウナに入る前にシャワーや入浴で体を温めておく。
- 水(500ml位が望ましい)を飲んでおく。
- 顔や頭皮や体に塩を塗り込む。まだ汗をかいていない状態で塩を刷り込むと逆に肌を傷めてしまうので注意。最初はただ優しく塗り込むだけにしておく。
- 汗が出てきたら、首の後ろを4本の指でぐっと押し込む。そうすると発汗が更に促される。
- 汗で塩が溶けてきたら、頭皮や顔、体に塩を塗り込むようにマッサージをする。
- 20分ほどで塩が溶け切るので、最後にシャワーなどで洗い流す。
その後に湯船に入る場合は特に、しっかりと塩を落としておくのがマナーです。
サウナダイエット成功者の口コミを見ると「サウナを週に2回通っている」や「毎日サウナに入っている」など、人によって違います。
代謝を上げたり、美容などを目的とするなら、週1~2回塩サウナに入るようにしましょう。
塩サウナの効果は?ダイエットや美容効果があるって本当?
塩サウナの最も大きな効果は、デトックス効果です。体内の古い物や悪い物をどんどん排出します。
サウナは、大量の汗をかく事で、老廃物の排出を促し、新陳代謝を活発にする事が目的です。
塩サウナの場合、塩と汗の混ざった液体(低濃度の塩水)が塩溶効果や浸透圧効果を引き起こします。
デジタル大辞泉によりますと、塩溶効果とは少量の塩類を溶かした低濃度の電解質溶液において、たんぱく質やアミノ酸の溶解度が著しく増加する現象。
それによって古い角質(たんぱく質)を溶かしてくれます。
浸透圧効果によって、毛穴の奥に詰まった皮脂、よごれ、皮下脂肪などを溶かしてかき出してくれます。美容にいいと言われています。
塩サウナは発汗作用や、余分なたんぱく質(贅肉)を溶かすことでダイエット効果が得られます。
なので、塩サウナはダイエットに効果や美容効果があると言えます。
顔や頭皮に塩でマッサージしても大丈夫?
塩で顔や頭皮などのデリケートな部分をマッサージする場合ですが、塩が半分くらい溶けてからするようにしましょう。
前述しましたが、入ってすぐ塩を体にかけたタイミングでマッサージすると、肌を傷めてしまい、肌荒れやかぶれの原因となることがあります。
体が温まり、汗が少しずつ出始めたタイミングで、優しく刷り込むようにマッサージをすれば問題ありません。
お肌はぷるぷるになりますし、頭皮もフケなどの老廃物が取れてサラサラつやつやになります。
但し、肌が痛むので力をいれてこすらない、目から上には使わないという2点は守ってくださいね。
まとめ
通常のサウナですと設定温度が高いため難しいですが、塩サウナの場合、浴室を40度から50度設定にすれば良いので、自宅でも似たような感じで入る事が出来ます。
使う塩は、自宅で料理に使う塩でも大丈夫ですが、マッサージ用の塩も売っていますので、そちらを試してみるのも良いかと思います。
普段はなかなか入らない塩サウナですが、この機会にぜひ入ってみてほしい。