あなたはごぼうをお好きですか?
- 他の食材と較べるとちょっと…
- えぐみや食感が苦手で食べない
- 調理法によっては食べられる
そんな方が多いのではないでしょうか。
そんなごぼうの豆知識、それに簡単で美味しい食べ方を、これからご紹介していきます。
ごぼう(牛蒡)とは?旬はいつ?
ごぼう(牛蒡)とは
ごぼうとは、キク科の多年草で、実は日本では自生していない植物ですが、縄文時代から平安時代の間に日本に伝わったと言われています。
食用として食卓に上がるようになったのは江戸時代から明治にかけてで、食材としての歴史は意外に短いんです。
また、日本以外ではほとんど食材として使われていないので、食用としていない国の人から見ると単なる木の根っこでしかない、そんなごぼうですが、栄養価はとても高く、調理法によって、とても美味しいおかずになる事は、日本では良く知られているかと思います。
ごぼうの旬
そんなごぼうの旬は、秋から冬、11月から2月あたりです。
因みに、今回ご紹介するのは一般に多く出回っている秋冬を旬とした秋冬ごぼうですが、夏に出回る新ごぼうも、秋冬のごぼうとはまた違った風味があります。
秋冬のごぼうが固いのに対して、新ごぼうは柔らかくて香りが良いという違いがあります。
冬のごぼうは煮物やきんぴらに、夏のごぼうはサラダに、なんて作り分けをすることができます。
ごぼう(牛蒡)のカロリーと栄養価について
ごぼうのカロリー
気になるごぼうのカロリーについて、分量や調理法で分けてご紹介します。
①100gのカロリー…65kcal
②一本のカロリー:1本177gとすると可食部159gでカロリーは103kcal
③きんぴらごぼうのカロリー:1人分70gとすると82kcal
というのが、大体の数値です。
きんぴらごぼうのカロリーは、調理法によっても異なってきます。
ごぼうの栄養価と効能
そして、ごぼうの栄養ですが、食材としてのカロリーは低めですが、健康にとても有効な成分が含まれています。
主な成分は食物繊維で、ビタミン類はあまり含まれていませんが、この食物繊維により、腸の動きを整え、コレステロールの量を整えるなどの作用がある事が知られていましたが、近年、更に、老廃物を体外に排出する機能にも優れている事が判明しました。
腸の活動を活性化する他、利尿作用があるので、体のむくみを解消する事も出来るんです。
具体的には、むくみ、肌荒れ、便秘、精力減退、咳、虫刺され、解熱作用、湿疹、高血圧、がん、動脈硬化などに薬効があると言われています。
カロリーが低いからといって、栄養がない訳ではなく、むしろ、美容のみならず健康にもとても効果があるのです。
ごぼうのささがきが簡単に出来る方法
そんなごぼうですが、食材としてはちょっと処理が面倒なので、すでに調理前の段階に処理されているカットごぼうや、調理済みのきんぴらなどのおかずを買ってしまう方も多いかもしれません。
ですが、実は、ご自宅でも簡単にささがきを作れる方法があるのです。
クックパッドに紹介されている代表的なささがきの作り方のコツを、ここでご紹介します。
その1 包丁を使った方法
①ごぼうの皮をむく
②端に十字の切れ込みを入れる
③ごぼうを回しながら鉛筆削りのように削る
きんぴらピーラーで簡単にできます。牛蒡が細く切れて、さくさくの食感!
きんぴらごぼうのほか、大根やにんじんを千切りにしたサラダづくりにもとっても便利!まな板や包丁を出す必要がなく、お料理時間の時短に役立ちます。
この2つの方法で、ささがきが簡単に出来てしまいます。
ごぼうは、ただ輪切りにしたり千切りにするより、ささがきにしたほうが、食べやすく、味もしみこみやすくなるので、ごぼうがちょっと苦手、という方にもお薦めの方法です。
まとめ
いかがでしたか?ごぼうが苦手、という方でも、きんぴらごぼうなら食べられる、という方も多いのではないでしょうか。
ごぼうのささがきを簡単に作れば、きんぴらも簡単に出来ますし、お子様向けのレシピも、本やネットで多数紹介されているので、どんどんごぼうを家庭料理に取り入れてみて下さいね。