離乳食や病気の時に欠かせないお粥ですが、季節の行事や風習で食べるお粥もあれば、健康状態に合わせて用意されるお粥もあります。
しんどくて、噛む力がないときなどは助かります。そんなお粥ですが、お家で簡単に作りたいですね。
今回は、そんなおかゆの基本の作り方や炊飯器や電子レンジで簡単おかゆの作り方についてお届けいたします。
お粥は水の量によって変わる?カロリーはどれぐらい?
お粥の種類
お粥には、全粥、七分粥、五分粥、三分粥があるのは、ご存知でしょうか?そんなのは常識!という人もいれば、お粥なんて何でも同じじゃないの?という人もいるかもしれませんね。
実は、お米の量を基本にして、水の量を変えていけば、お粥の呼び名も変わるんです。
その割合は、次の通りです。
- 全粥:米1に水5の割合
- 七分粥:米1に水7の割合
- 五分粥:米1に水10の割合
- 三分粥:米1に水20の割合
つまりお粥の種類によって水の割合は決まっています、たとえば、三分粥は「米1:水15~水20」という具合です。
また重湯(おもゆ)は米1に水10の割合で、煮込んだあと、汁だけをこし取ったものです。また、「おまじり」という呼び方もあります。
お粥のカロリー
お粥のカロリーは、もちろん水の量によって変わってきます。
100g換算で、次のようになります。
- 全粥(米1:水5):100kcal
- 七分粥(米1:水7):75kcal
- 五分粥(米1:水10):53kcal
- 三分粥(米1:水20):30kcal
参考比較も、ご覧ください。
- 白米(ごはん):168kcal
- 玄米:165kcal
- 食パン:264kcal
- うどん:105kcal
お粥は、胃腸が弱っている時、食欲がない時、疲れた時、咀嚼(そしゃく)できない時にもいいですが、カロリーオーバーが気になる時もいいですね。
お粥の基本の作り方
それでは、お粥の基本の作り方をご紹介します。
生米から作る方法
STEP1:生米を洗って、30分くらい水につけます。
STEP2:鍋に、生米と水を入れて火にかけます。ちゃんと、フタをしてくださいね。
分量は以下参照。
- 全粥(米1:水5)
- 七分粥(米1:水7)
- 五分粥(米1:水10)
- 三分粥(米1:水20)
STEP3:沸騰した後、弱火にして、フタをずらして。およそ40分位炊きます。
STEP4:火を止めて、今度はフタをして5分間蒸らしたら、出来上がりです。
ご飯からの作る方法
STEP1:鍋にご飯と水を入れて、フタをして火にかけます。
分量は以下参照:
- 全粥 (ご飯1:水1)
- 七分粥(ご飯1:水1.25)
- 五分粥(ご飯1:水2.5)
- 三分粥(ご飯1:水5)
STEP2:沸騰したら、吹きこぼれないように弱火にして、15分~20分くらい炊きます。
STEP3:火を止めて、フタをしたまま5分間蒸らしたら、出来上がりです。
炊飯器でお粥の作り方
最近の炊飯器にはおかゆを作る機能が搭載しています、作ったおかゆは普通のお粥に比べても遜色のないくらい美味しいです。作り方もとても簡単です。
STEP1:お米を研ぎ、炊飯器の中に入れます。
STEP2:炊飯器に記されている「おかゆの目盛り」に合わせて水を入れる。
例えば、お米2合に対して 2合のラインまで水を入れる。
STEP3:「おかゆモード」に合わせてスイッチを押すだけで完成。
電子レンジでおかゆの作り方
STEP1:茶碗にご飯を平らにいれ、ご飯がひたるくらいの水を入れる。
STEP2:500wのレンジで2~3分チン!ぶくぶくし始めたら溢れる前に止める。
STEP3:ラップをかぶせて5~10分放置したら完成!
離乳食などに少量だけ作りたい時、とても便利です。
お粥はダイエットに効果がある理由
お粥のダイエット効果は、カロリーカット、宿便の排出、デトックス効果、代謝アップなどあげられます。
カロリーカットについては、カロリーの比較をご覧いただいた通り、いつも食べているご飯よりもカロリーが低いですよね。ですので、置き換えをすることでカロリー制限が可能となります。
宿便の排出、デトックス効果、代謝アップの3つは、つながりがあります。
そして、「宿便を排出して痩せやすい体を作る」、これがお粥ダイエットの効果のすべてです。
宿便とは、消化または吸収できなかった物が腸にたまり続けている老廃物のことです。宿便は腸の働きを悪くしてしまうため、次に食べた物も腸を通過できずにたまる一方になってしまいます。その悪循環を断ち切るのが、お粥ダイエットの目的です。
平たく言うと、お粥を食べて腸内を掃除しよう!ということです。その結果として、老廃物が排出されるので、デトックス効果と代謝アップにつながるのです。
お粥ダイエットのやり方
(1)「空腹時にお粥を食べる。(1日6~7食が目安)」これを2日間。
(2)「お粥ダイエットを休む。(通常の食事をする)」これを1日。
(1)と(2)を1サイクルとして、4サイクル~5サイクル繰り返します。
トッピングはOKです。(例)缶詰、つくだ煮、フレーク、ふりかけなど。
まとめ
おかゆは鍋、電子レンジ、炊飯器、どれでも作ることができます、一度作って実際経験してみたら、いつでも簡単にできます。
体調の悪い時やダイエットしたい時などに、ぜひ自分