洗濯やアイロンがけなどの家事に使われる、リネンウォーターを取り入れた香り生活が広がりつつあります。
今回は、気になっていながらも、どのように使えばいいのか今一つピンと来ないという方のために、リネンウォーターについてお伝えします。
リネンウォーターとは?
リネンウォーターのもともとの正体は、ハーブからエッセンシャルオイルを抽出したあとに残った水分です。
香りで生活を豊かにするために使われるフレグランスウォーターで、主に、シーツやハンカチなどのリネン(麻製品)の香りづけに使われる、フランスの暮らしでは定番になっているフレグランスアイテムです。
リネンウォーターの用途は広く、部屋の空間を香らせるルームフレグランスとして使われたり、スプレーの容器に入れてクッションのカバーやカーテンに吹きかけたり、洗濯のすすぎの時に仕上げ剤がわりに使われたりしています。
リネンウォーターは、ハーブの香りに癒やされる生活にしてくれる優れもので、強い香りが苦手な人でも楽しめます。
リネンウォーターの手作りレシピ
リネンウォーターは市販されているものもありますし、通販で購入することもできますが、自宅で手作りすることもできます。自分の好きな香りを作ってみたいという方は、参考にしてみてください。
それでは、材料から紹介します。まずは、無水エタノールと精製水を薬局で手に入れてください。それから、お好きな香りの精油(アロマオイル)をご用意ください。その他、計量カップとスプレーボトル(500ml以上入るもの)も準備すれば、リネンウォーターを作ることができます。
作り方の手順は、次の通りです。
手順1. 無水エタノール( 90ml)に、精油(30滴)を混ぜます。
手順2. 次に、精製水(360ml)を加えます。
手順3. よく混ぜたら、手作りリネンウォーターのできあがりです。
手順4. 最後に、スプレーボトルに移しましょう。
リネンウォーターの使い方について
リネンウォーターの主な使い方は、洗濯物、アイロンがけ、さまざまなグッズへの香り付け、空間のフレグランス効果です。順番に、リネンウォーターの使い方を見てみましょう。
洗濯物への使い方
洗濯物には、主にすすぎの時に、柔軟剤、仕上げ剤がわりに、リネンウォーター(およそ50cc)を使います。他にも、部屋干しの匂い防止として、干した洗濯物にスプレーしておくという使い方もあります。
アイロンがけへの使い方
リネンウォーターをアイロンがけに使う場合は、そのままYシャツなどに吹きかけてアイロンをかける方法です。シワ伸ばしと香り付けになります。
グッズへの香り付け
香り付けとしては、枕やシーツなどの寝具、布製のソファーやクッション、カーテン、靴、ハンカチ、メッセージカードなどにスプレーする方法があります。気になる匂いの対策や癒やし効果、香りを楽しむ使い方になります。
空間のフレグランス効果
その他、リビング、寝室、玄関、クローゼットなどの空間に、一吹きする使い方もあります。クローゼットの場合は、ハンカチにリネンウォーターを吹きかけて、ハンガーに吊るしておくという方法もあります。
おすすめのリネンウォーター
それでは、おすすめのリネンウォーターを紹介します。
デュランス(DURANCE)リネンウォーター
リネンウォーターの中でポピュラーなのは、デュランス(DURANCE)リネンウォーター(500ml)です。
お値段は1200円あたりで、香りは8種類あります。
- カネルオランジュ(甘くスパイシーな香り)
- ジャスミン(甘美なフローラル系の香り)
- ラベンダー(安らぎを誘う癒やし系の香り)
- ローズ(華やかな薔薇の香り)
- ライムブラッサム(さわやかなライムの香り)
- バニラ(甘いバニラの香り)
- フラワーオレンジ(やわらかいオレンジの香り)
- コットンフラワー(清潔感のある香り)
NALUQ(ナルーク) リネンウォーター
森の植物から採れた芳香蒸留水に、緑茶エキス、グレープフルーツ種子エキスなどを配合され、抗菌や消臭などのはたらきがあります。衣類やカーテン、ソファ、車のシートなど、生活に天然の森の香りをとりいれて楽しめることができます。
部屋干しの消臭などにも効果的です。
まとめ
リネンウォーターは、ハーブからエッセンシャルオイルを抽出したあとに残った水分です。香りで生活を豊かにするためにフレグランスウォーターとして使われるものです。
リネンウォーターは市販商品もありますが、手作りすることもできます。一度、洗濯やアイロンがけ、グッズへの香り付け、空間の癒やしなどに使って、香りを楽しんでみてください。