おからって、ふる里っぽいイメージがありませんか?おふくろの味とは、ちょっと違うのかな?
最近は印象が変わって、ヘルシー志向で、ダイエットにも良いということで、おからを愛している人もふえているようです。
ここでは、おからのカロリー、栄養価、効果などについてお伝えしていきます。
おから(卯の花)とは?カロリーはどれぐらい?
「おから」は、すりつぶした大豆を加熱したものから作られたものです。その気になれば、自宅で作ることもできるんですよ。
「おから」の原料となる大豆を3倍の水につけておきます。柔らかくなった大豆をペースト状にします。
今度は、ペースト状になった大豆を煮ます。煮た大豆を絞って残ったものが「おから」となります。
レシピサイトを見ると、意外と多くの人が「おから」を手作りしているのがわかります。
おからの呼び名
なぜ、「おから」と呼ぶのか、聞いたことがありますか?
「から」は「殻」という意味で、大豆の「かす」という意味合いでもあります。そば殻とか茶殻と言いますよね。
それで、「から」に、ていねいに「お」をつけるようになったと言われています。
卯の花(うのはな)とも呼ばれるのは、色が白いということもあるのですが、「かす」というイメージを嫌って、そう呼ぶようになったそうです。
また、包丁で切らなくてもいいということで、「きらず(雪花菜)」と呼ぶ地域もあります。
おからのカロリー
おからはダイエット食としても人気ですが、実際のところ、カロリーは、どれくらいなのか?知っておくと安心して食べられますよね。
実はおからのカロリーは100gあたり111kcal です。
おからのダイエットレシピに使われる食材と比べてみましょう。
100g(1カップ)あたりで比較してみると:
- おから:111kcal
- 薄力粉:368kcal
- 牛ひき肉:224kcal
- 餅:235kcal
ご覧いただいた通り、おからを使うことで、メニューをヘルシーに変身させることができます。
ピザやお好み焼き、おからハンバーグを作る時も、薄力粉やお肉の量を減らして、おからをかさ増しする感じで使われますよね。
おから(卯の花)の栄養価と効果
おから(卯の花)の栄養価は、豆腐、豆乳と比べてみましょう。(100gあたりの数値)
タンパク質 | カルシウム | 食物繊維 | |
おから | 6.1g | 81mg | 11.5g |
豆腐 | 6.6g | 120mg | 0.4g |
豆乳 | 3.6g | 15mg | 0.2g |
おからの食物繊維は豆腐、豆乳と比べて遥かに豊富なので、ダイエット効果は期待できますね。
また、健康的な効果として期待できるのものとしては、レシチン、大豆サポニン、イソフラボンという成分が含まれています。
レシチンは、コレステロールを溶かして、血流の流れを良くしてくれる成分です。ですので、脂肪肝や肥満を予防する効果が期待できます。
サポニンの語源は、シャボン、泡です。言ってみれば、きれいに洗い流す石鹸の泡ですね。主に、血管に付着した脂肪を掃除してくれます。
イソフラボンは、女性のホルモンであるエストロゲンと似た働きがありますので、女性の健康をサポートしてくれます。
おから(卯の花)の糖質は?
おから(卯の花)の糖質は100gあたり:1.5g
糖質=炭水化物-食物繊維
炭水化物が14gなので、14-11.5=1.5というわけです。
ほかの食材の糖質と比べてみると
- 白ごはん:33g
- もち:49g
- 食パン:42g
おから(卯の花)の糖質は少ないことが分かりました。
糖質制限ダイエットに最適!
おからの糖質量は、先ほど見ていただいた通り、とても少ないですよね。
1日あたりの摂取の目安は、およそ260gと言われています。この数字は、30代~40代の女性で、デスクワークが中心に生活をしている方の目安です。
糖質制限ダイエットを試みる場合は、1日あたりの摂取の目安を参考にメニューを考えるというのが1つのポイントです。
そしておからは
- 低カロリーで満腹感が高い!
- 食物繊維が便秘を解消してくれる!
- サポニンが脂肪吸収を抑える
- レシチンが脂肪分解・コレステロール低下させる!
- タンパク質が筋肉を作る!
ということで、糖質制限ダイエットに最適なのです。
まとめ
いかがでしょうか?「おから」はヘルシーで、栄養豊富で安い!とても
- タンパク質、カルシウム、食物繊維を摂ることができる。
- レシチンとサポニンが血管をきれいにしてくれる。
- 女性の健康をサポートするイソフラボンが含まれている。
- 糖質が少ないので、糖質制限ダイエットに最適。
興味があれば、ぜひ、おからを食べてみてください!