日本人の食生活には欠かせないご飯!出来ればいつでも炊きたてを食べたい、あるいは食べさせたい。
一回の食事でちょうど食べきる量を炊ければ良いのですが、足りないよりはいいかと思って多めに炊いたら、予想外に余ってしまった…
生活の都合上、多めに炊いて小分けにして電気代を節約してるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな場合、いつも炊きたてのような美味しいご飯を食べるコツがあると、毎日の食生活がより美味しく楽しく幸せになりますよね。
そんな訳で、ご飯をいつでも美味しく食べられるコツを、お伝えしていきます。
ご飯の保存方法について
ご飯は、一般の賞味期限は、夏場だと6時間、それ以外の季節は12時間から長くて2日程度と言われています。これはあくまで目安で、保存している環境によって上下するので、絶対この期間内なら大丈夫という事ではありません。
炊飯器での保温により、雑菌の繁殖は防げるため、常温での保存よりも長持ちはしますが、それでも半日経てばご飯の色が変わったり固くなったりして、当然味も落ちてしまいます。
また、炊飯器の保温を切った状態は、雑菌が繁殖しやすいため、腐りやすくなります。
では、冷蔵の保存では?これも、やはりパサパサになってしまい、温め直してもあまり美味しくありません。
半日程度なら木のおひつが最も良いようですが、木のおひつがあるお宅はそれほど多くないのではないでしょうか。
という事で、ご飯の一番美味しい保存方法は冷凍保存です。
冷凍保存のコツについて、これからご紹介していきます。
冷凍する場合のやり方とコツ
ご飯の冷凍、ただ漠然とやっても、解凍時、美味しいご飯を再現する事は出来ません。冷凍する時からコツが要ります。
温かいうちに冷凍する
他の食品を冷凍する時って、一旦冷ましてから冷凍するのが望ましいとなっていますが、ご飯は違います。できれば、温かいうちにラップで包んで冷凍しています。
温かいものの方が水分を含んでいるので、乾燥による劣化を防ぐことができ、解凍するとき、ふっくらと美味しく食べられます。
ご飯の粒がつぶれないようにふんわりと包む
炊きたてのほかほかのご飯を、一食分ずつ、湯気を逃さないように、薄く平らに広げて、粒がつぶれないようにふんわりと包み込みましょう。
あら熱を取ってから冷凍庫に入れて冷凍します。
急速冷凍
急速冷凍は食品の細胞組織を破壊されずに凍結できるので、解凍時にみずみずしさや食感もキープすることができ、冷凍前と変わらない状態に戻すことが可能です。
冷蔵庫に急速冷凍の機能が付いてない場合、金属トレイやアルミホイルを下に敷いた状態で冷凍すると、冷凍にかかる時間が短縮できます。
急速に冷やす事によって、炊きたてのご飯の風味を逃がさない事が、何よりも重要なポイントです。
美味しく解凍のコツ
次に大切なのは解凍です。
食品の解凍は、まず常温である程度溶かしてから電子レンジ、というのが一般的ですが、ご飯の場合、これも違います。
冷凍ご飯は、冷やす時も急速に、解凍する時も急速に行なうのが、美味しく食べるコツ。
解凍の時は、食べる量だけ解凍するというのも大切です。余ったからと言って再度冷凍すると、当然味は落ちてしまいます。
解凍の手順
- 1、まずラップに包んだままの状態のご飯をレンジで1分ほど加熱する
- 2、お茶碗に移して軽くほぐし、今度はラップをしないままで再びレンジで1分ほど加熱。時間は、解凍の具合によって微調整が必要かも知れません。
これで美味しいご飯の完成です。
この時、電子レンジの「解凍」という機能を使うのではなく、通常のあたため機能を使うのもコツの一つです。
冷凍する時に平らにしておくと、解凍ムラのリスクを減らす事ができます、ふんわりと美味しいご飯を食べる事が出来るのです。
冷凍したご飯の賞味期限
この冷凍ご飯、いつまでも保存が効く訳ではありません。
冷凍後4日ほどで風味はかなり落ちてきてしまいますし、1ヶ月先でも食べる事は出来ますが、絶対安全とも言いきれません。
美味しく安心して食べるため、なるべく冷凍してから3日から1週間の間に食べ切れるようにしましょう。
まとめ
ご飯の冷凍保存のコツ、いかがだったでしょうか。
一人暮らしの方は特に、一回ずつご飯を炊くのは面倒だし不経済、という事もあり、お店で買ってきた方が安上がり、なんて事もあるとは思いますが、冷凍ご飯にすれば、時間がある時にまとめて炊いて、食べる時必要な分だけ温めて美味しく食べる、という事が出来るようになります。