プチ断食ってやってみたことありますか?
知人が、医療系設備の整った断食療法の施設に入所していた事がありますが、血圧が低すぎる等、断食の条件を中々クリアできず、ただの食事制限体験のようになってしまったそうです。
なので、健康法ではありますが、体調や健康に不安のある方は試さない方が良い健康法、それがプチ断食です。
経験してみたい方、よろしかったら読んでみて下さい。
プチ断食ってどんな効果があるの?
断食というと怖いイメージですが、プチってつくと少し印象が和らぎますね。その印象通り、プチ断食は、断食=絶食療法の中でもかなりゆるめのものを指します。
健康または美容の効果を狙って行なう断食には、以下のような効果が期待できます。
- 胃腸などの内蔵を休めて回復させる効果
- 体の老廃物を体外に出すデトックス効果
- 体脂肪を燃焼させる効果
- 悪玉コレステロール値を下げる効果
など。
これらの効果によって、ダイエット効果が高まり、またデトックス効果によってお肌が綺麗になるんです。
プチ断食の正しいやり方は?
ただ、断食は、ただ食べ物を食べない、という単純な方法で行なうと失敗します。というか、リバウンドでむしろ断食前より太ってしまうケースもあります。
ですので、正しい断食の流れを把握しておきましょう。
断食は長さに関わらず、準備期→断食期→回復期の流れで行ないますが、プチ断食は、そのシフトが短めになります。
例えば1週間スパンで行なわれる断食が1日目準備期→2日目から4日目まで断食期→5日から7日目までを回復期とするなら、プチ断食は、1日目が準備期→2日目に絶食→3日目に回復期、という流れ、という感じですね。
具体的な流れは、
準備期
断食に入る前の夕食は普段の半分位に留め、かつなるべく早めに済ませるなど、断食開始時に胃腸が空になっている状態を作っておきましょう。
断食期
文字通り食を断つ期間です。でも、脱水症状が怖いので、水分はこまめに取って下さい。この時に摂る水分ですが、カロリーや糖度の高いジュースは避けましょう。
水か、または胃腸に負担の掛からないカフェインレスのお茶などが最適です。
ダイエット用に特化した飲み物、例えばダイエット用のスムージーや酵素水などを食事の代わりに飲むのも効果的です。
回復期
断食療法で一番大切なのが、この回復期です。元の食べる生活に戻す大切な期間です。ここでどか食いしてしまうと、せっかく食べたいものを我慢したのに逆に太ってしまう、なんて不幸な結末を迎えがちです。
回復食は、消化に良いもの少しずつ胃腸を慣らしていきましょう。
プチ断食の回復食は何が良い?
回復食として適しているのは、
- 重湯
- おかゆ
- うどん
- 湯豆腐
- 具なし野菜スープ又はみそ汁
などです。
プチ断食の場合、1日で元の生活に戻すので、朝食を重湯、昼食は全がゆと具なし野菜スープまたはみそ汁、夕食におかゆと具のある野菜スープまたはみそ汁と湯豆腐、という感じに、徐々に増やしていきましょう。
逆に適していないのは、高カロリーで高脂質なものや甘いものです。
肉やお菓子やお酒などは、回復期には摂らないようにしましょう。プチ断食の効果をぶち壊して、更にリバウンドという利子をくれる最悪の食材です。
それらを食べたい場合は、回復期を終えて1日置いて、胃腸が完全に落ち着いてからにしましょう。
辛い断食を和らげる方法
断食は、やっぱり辛いものです。どうしても体が食べ物を欲してしまいます。
そういう時は、スムージーや生姜入りの紅茶がお薦めです。カフェインは胃腸に負担がかかるので、断食期に飲む紅茶は薄めに作りましょう。
『しょうが紅茶ティーバッグ』3g×30袋 ★無農薬栽培国産紅茶と鹿児島県産黄金しょうが使用の生姜紅茶ティーバッグ【無添加】水車むら農園
価格:780円(税込、送料別) (2018/8/10時点)
少しくらいの甘みなら大丈夫なので、小さじ半分位のハチミツを入れてみると、空腹感が和らぎます。
また、集中できる趣味があればそれに没頭すると、かなり紛れます。
ただ、スポーツなどは、体に負担がかかるのでやめておきましょう。短い散歩位が無難です。
また、プチ断食に入る前に、体重の減少の目標値を決めておく、達成した時の自分へのご褒美を用意しておく、というのも効果があります。
プチ断食を達成したら、普段よりちょっといい物を食べる、ちょっといい服を買う、旅行に行く、など、終わった後の楽しみを設定しておくのをお薦めします。
ただ、これらは、精神的に辛くなった時の対処方法です。肉体的に辛くなった時は、断食を中断してすぐ回復期モードに入りましょう。
まとめ
プチ断食は、健康にも美容にも良い効果をもたらしますが、誰でも実行できる健康療法ではありません。
繰り返しますが、体調と健康に不安のある方は実行を避けて下さい。
また、健康な人でも、生理前や生理直後、妊娠中の女性、成長期の子供、高齢者は、断食療法は避けて、別の方法で健康効果と美容効果の向上を目指して下さいね。