うなぎといえば土用の丑の日に食べるのが定番ですよね。
夏バテに効果があるという事で、江戸時代から広まった食べ方ですが、実はうなぎが最も美味しい季節は、脂の乗りきった秋の終わりから冬にかけてなんです。
最近は高価になって食べる機会も減ってしまった、という人も多いと思いますが、その数少ない機会を大切に、美味しくうなぎを食べるコツをご紹介させていただきます。
うなぎのカロリーは?どんな栄養があるの?
うなぎの旬が晩秋から冬にかけてあるのにも関わらず、夏の土用の丑の日に食べる習慣がついたのは、夏バテの時期に滋養をつけようという発想から来ています。
♥因みに2023年の「土用の丑の日」の日にちは7月23日(日)になります。
カロリーは、食べ方によって変わるのですが、
- 生の場合:255kcal(100g)
- 蒲焼き:293kcal(100g)
- 白焼き:331kcal(100g)
となっています。蒲焼きより白焼きのほうがカロリーが高いなんて意外ですね。
因みに、生の場合、と書きましたが、実際には、うなぎの血液には毒素が含まれているため、刺身で食べる事は出来ません。その毒素は加熱によって消えるので、加熱調理する必要があるのです。
栄養価はとても高く、中でも特筆されるのが、ビタミンAとビタミンDです。ビタミンAは目の健康に、ビタミンDは骨を丈夫にする働きがあります。
また、他のビタミン類、ビタミンBやビタミンE、更にミネラルや、脳の働きを活性化させるDHAも含まれているので、夏バテの時は勿論、体力が落ちた時の食事にぴったりなんです。
うなぎと梅干しを一緒に食べてはいけないって本当!
うなぎと梅干しの食べ合わせについてです。
昔からこれとこれを一緒に食べると体に良くない、お腹を壊す、などと言われている食べ合わせが多くあり、医学的に見ても確かだった、というものもあるのですが、うなぎと梅干しの食べ合わせに関しては、それは当てはまりません。
むしろ、うなぎと梅干しの組み合わせは、定番にしてもいい位、良い効果があります。
梅干しの酸によって胃酸が増える事で、うなぎの脂で胃がもたれる事を防止してくれる、というのが、代表的な効果です。
またうなぎが贅沢品として食べられるようになった江戸時代中期、うなぎも梅干しも高価な食品だった事から、高価な食品を重複して食べるという贅沢を戒めるために広められた、と言う説もあります。
うなぎの美味しい温め方は?
うなぎは、お店で食べると高いですが、スーパーでお買い得品を買うとかなり安く済ませる事が出来ます。
でも、せっかくだから美味しく食べたい!というのが当然の気持ちですよね。ためしてガッテンで紹介されていた、うなぎの美味しい温め方をご紹介します。
1. うなぎをバットに入れ、うなぎがひたひたになる位の量の熱湯をかけてタレを除く。
2. 熱湯をかけた後すぐにキッチンペーパーでさっと水気を取る。
3. 薄く油を塗ったアルミホイルに、うなぎを乗せる。
4. うなぎの上にお酒を小さじ2杯ふりかけ、アルミホイルで包む。
5. うなぎを魚焼き用のグリルに入れて、3分間蒸し焼きにする。
6. 焼き終わったら、ホイルを開いて、うなぎにたれを塗る。
7. ホイルを開いたまま再びグリルで1分間焼いたら出来上がり。
電子レンジを使うと実が固くなってしまうので余りお薦め出来ませんが、色々な手順が面倒、という方は、以下の方法でやってみて下さい。
1. 平たいお皿にうなぎを乗せ、お酒を小さじ1杯位ふりかける。
2. ラップをかけて電子レンジでチン。
かなり簡略化されますが、何もせずにただ電子レンジでチンするよりは美味しいので、是非お試し下さい。
まとめ
うなぎって日常的には食べない(なかなか食べられない)けれど、時々無性に食べたくなる食品ですよね。
前述の通り、うなぎの旬は晩秋から冬にかけてなので、夏の土用の丑の日にこだわらないなら、美味しくそして安くなっているその頃にいっぱい食べる、というのも良いですね。
市販のうなぎでも冷凍のうなぎでも、ためしてガッテンのこの方法なら、とても美味しく食べる事が出来るのでお薦めです。