納豆は健康に良いとされていますが、ちょっとカロリーが気になるという方も少なくないようですね。また、発酵食品だから、賞味期限が過ぎても食べられるんじゃないの?と疑問を持つ方もいらっしゃいます。
今回は、納豆のカロリーやダイエット時に必要なタンパク質、多くの方が疑問を持つ賞味期限切れの納豆についてお伝えしていきます。
納豆のカロリーについて
納豆のカロリー
納豆のカロリーは、100g当たりで200kcalです。1パック(50g)分は100kcalとなります。
カロリーだけで考えると、納豆がダイエット向きかどうかは判定は難しいです。納豆がダイエットをサポートしてくれるのは食物繊維と酵素の働きが大きいからです。
朝食メニューのカロリーで考えてみましょう。
- 豆腐とわかめの味噌汁:43kcal( 142g/お椀一杯)
- ご飯(白米):269kcal (160g/1膳)
- 鮭の塩焼き:110kcal( 86g/切り身一切れ分)
- 納豆1パック:100kcal
これだけ食べると、522kcalになります。
また、1日の摂取カロリーの目安、朝・昼・夕の理想的なカロリーの比率を目安にすると、18歳~29歳の女性(あまり運動しない場合)の朝食は525kcalになります。
これ以上を食べるとダイエットにはなりませんので、ダイエット効果を上げるためにはメニューも考慮した方がいいですね。
1日に必要なカロリーは?
朝、昼、夕の理想的なカロリー比率「3:4:3」
1日に必要な摂取カロリーは厚生労働省「エネルギーの食事摂取基準」によると、(デスクワークなど、生活の中のほとんどが座っていることが多い場合)
女性
18歳~29歳:1750kcal
30歳~49歳:1700kcal
50歳~69歳:1650kcal
男性
18歳~29歳:2300kcal
30歳~49歳:2250kcal
50歳~69歳:2050kcal
納豆のタンパク質の量と特徴は?
納豆のタンパク質の量は、100g当たりで17g、1パック(50g)で8.5gです。
タンパク質は動物性タンパク質と植物性タンパク質2種類があります。
食品から得られるタンパク質はそのまま体に利用できません、一旦アミノ酸に分解され、体に必要なタンパク質となってから使われます。
動物性タンパク質は必須アミノ酸をバランスよく含んでいますが、植物性タンパク質は一部の必須アミノ酸が不足しているんです。
納豆に含まれるタンパク質は植物性タンパク質ですが、例外で体で生成できない必須アミノ酸がしっかり入っているので、植物性タンパク質を効率的に摂取するなら、納豆が一番優れていると言われています。
タンパク質は、筋肉を作るために必要な栄養素です。引き締まった体型を目指すダイエットには欠かせません。
また、筋肉が減ると代謝が落ちます 。代謝が落ちれば、カロリーを消費しにくい体になるってしまいます。その結果、太りやすい体質になってしまいます。
過酷な食事制限で体重を落とすだけではなく、健康的なダイエットをするにはタンパク質を上手に摂取することも必要だというわけです。
代謝の良い、太りにくい体質を作るには、植物性タンパク質だけではなく、鶏のささみなどの動物性タンパク質もバランス良く取り入れることが重要です。
賞味期限が切れても食べられるの?
納豆の賞味期限について
食品会社が定めている賞味期限が商品のパック等に記載されています。最も美味しく食べられる期限は製造日から10日以内。
期限を大幅に過ぎると、次のような状態になります。
- ドロッと溶けたような状態
- ツンとする臭い
- 焦げたような臭い
- 砂を噛んだような食感
賞味期限切れはいつまで大丈夫?
賞味期限切れの納豆を食べることは、風味が失われるということでは、おすすめはできません。健康に支障をきたすほどの例は見当たりませんが、賞味期限から2週間くらいまでは挑戦する人もいるようです。
3週間くらいすると、あきらかに見た目が変わるという情報もあります。そこまでになると、さすがに手を出せませんよね。
買い過ぎてしまった納豆の保存方法は?
通常、納豆の保存方法は冷蔵保存になります。しかし、買い過ぎてしまった納豆を保存する場合は、冷凍保存する手もあります。
皆さんが工夫しているのは、納豆パックごとラップに包んで、フリーザーバッグに入れて、冷凍保存をするという点です。納豆そのものの乾燥や他の食品への匂い移りを防ぐためです。
解凍方法は、食べる前日に冷蔵庫に移しておくだけでOKです。
まとめ
納豆がダイエットをサポートしてくれるのは食物繊維と酵素の働きによるものです。ですので、納豆がダイエット向きかどうかはカロリーだけで推し量ることはできません。
また、筋肉を作るタンパク質を摂る場合は、納豆のような植物性タンパク質だけではなく、鶏のささみのような動物性タンパク質もバランスよく摂ることが必要です。
賞味期限については基本的には厳守することをおすすめします。