ジャンクフードってよく耳にしますが、どんな食べ物なのかは、よくわからない人が多いのではないでしょうか?
体にはよくないとわかっていても、ついつい食べたくなっちゃいますよね。これはジャンクフードの恐ろしさです。
この記事では、
- どんな食べ物がジャンクフードになるのか?
- 健康にはどのような害があるの?
- なぜやめられない?
など、ジャンクフードについてお伝えしたいと思います。
ジャンクフード(junk food)とはどんな食べ物?
ジャンクフードを英語で訳すと「Junk Food」、「Junk 」は「がらくた」「くず」「値打ちのないもの」という意味です。
つまりジャンクフードというのは体にとって価値がない食品のこと、具体的には、高カロリーで高塩分、そして、ビタミンやミネラルといった栄養素がほとんど含まれない、栄養価のバランスを著しく欠いた食べ物です。
ジャンクフードの食べ過ぎは健康被害をもたらすのは非常に有名ですね、海外では、ジャンクフードをあまり子供に食べさせないようにという活動さえあります。
2011年5月、550以上の団体や栄養専門家らはマクドナルドに対して、子どもへの「ジャンクフード」の販売をやめるよう要請したという活動もありました
アメリカではジャンクフードに税金がかかることになったそうです!これは健康被害を防止するためとのことでしょうね。
ジャンクフードの種類について
ジャンクフードと言うとハンバーガーやフライドポテトなど思い浮かべる人が多いでしょうね、実はそれ以外にもたくさんあります。
高カロリー、ビタミン、ミネラル、食物繊維が極端に少ない、脂質や糖質が多いといった食べ物がジャンクフードに当たります。
つまり
- スナック菓子
- カップ麺
- ドーナツ
- 菓子パン
- ラーメン、焼きそば
- 炭酸飲料などの清涼飲料水
- フライドチキン
- ハンバーグ
- ハンバーガー
- ピザ、ホットドッグ
などが上げられます、意外に多いですね、また砂糖や人工油脂などをたっぷり使っているパンもジャンクフードです。
ジャンクフードがもたらす健康被害
ジャンクフードは高カロリーで、食品添加物もたっぷり、そして栄養素がほとんど含まれないため、食べ続けることにより、健康被害が起こる可能性がとても高いと言えます。
ジャンクフードへの依存
脂質と糖分が多く含まれているジャンクフードは、麻薬のように脳内の快楽中枢を刺激することがアメリカの研究所で明らかになりました。
ジャンクフードを食べ続けると、依存(中毒)になって、やめたくてもやめられなくなってしまうのです。
肥満になる
ジャンクフードは高カロリーで高脂質のほか、添加物も含まれています、食べ続けることにより、肥満、糖尿病といった、生活習慣病へのリスクが高まるのが当然のこと。
1ヶ月ファーストフードだけで過ごすという実験がありましたが、結局体重、体脂肪率は増え、コレステロール値も上昇していました。
死亡率の上昇
週に4回以上ファストフードを食べる人は、食べない人と比べて心臓病で亡くなるリスクが80%も増加するというデータがあります。
また米医学誌によると、ファストフードを週2回以上食べる人は、食べない人と比べて糖尿病発症リスクが27%、心筋梗塞などによる死亡が56%上昇することが分かりました。
ジャンクフードの摂り過ぎは肥満はもちろん、糖尿病や冠動脈疾患のリスクも高め、必然的に死亡率を上昇させます。
うつ病の発症率が高くなる
ラパルマス大学の研究によると、ハンバーガーやピザなどジャンクフードをよく食べる習慣のある人は、食べない人と比べて51%もうつの傾向が高くなるそうです。
食事って精神や脳にも影響を及ぼすので、何を食べるかとっても大事ですね!
なぜジャンクフードがやめられない?
食品科学者のスティーブ・ウィザリー(Steven Witherly)氏は、病みつきになりやすい食べ物について研究を重ねてきました。
その研究によると、私たちが食べ物を口にした時、その体験を快いものにする要素が2つあります。
- 物を食べる時の感覚
- 食品に含まれるタンパク質や脂肪、炭水化物の割合
食品会社はポテトチップスにもっとも満足度の高い歯ごたえを見つけるために何億ドルもの巨費を費やしたそうです。
またジャンクフードをつくるメーカーは、脳を刺激し、何度でも繰り返し食べたくなるような、塩、砂糖、脂肪、炭水化物の完璧な組み合わせを追求しています。
食品会社は、依存性と興奮を引き起こす食品を作るために、何億ドルも費やしているのですよ!
あとがき
人間がストレスを感じると、脳は砂糖や脂肪に対する欲求を感じ、ジャンクフードに走ってしまうのです。
つまり、ジャンクフードを食べたくなった時は、ストレスが溜まった時だと言えます。
自分の健康は自分で守るしかありません、ストレスとうまく付き合う別の方法を確立して、ジャンクフードの誘惑に打ち勝つ強い自分になりましょう。