最近テレビやネットでよく目にするのは「リスペクト」という言葉ですね、意味を正しく理解して使っていますか?
正確な意味を理解せず、なんとなく使っている方が少なくないようです。
この記事では「リスペクト」の意味や使い方を分かりやすく説明していきます、ぜひこの機会に意味を明確に理解して、適切に使いましょう。
リスペクト(respect)の意味とは?
リスペクトの英語ではrespectで、「尊敬する、尊重する」というニュアンスを持つ言葉です。
辞書では
[名](スル)尊敬すること。敬意を表すこと。価値を認めて心服すること。
と書いてあります。
つまり、「誰かを尊敬している、相手を承認し、相手の優れている点に敬意を払う」という時に、「尊敬」の代わりに「リスペクト」を使って尊敬の気持ちを表します。
「尊敬する」や「敬意を表する」よりも気軽に使えるという点で、若者を中心に使われています。
リスペクトの使い方や例文
先ほど述べたとおり、リスペクトは「尊敬」や「尊重」の代わりとして使用することができます。
例えば:
- 彼の生き方を尊敬している。→彼氏の生き方をリスペクトしている。
- 多くのサッカー選手では本田選手を尊敬しています。→多くのサッカー選手では本田選手をリスペクトしています。
サッカー中継の実況や選手のインタビューでよく「リスペクト」というフレーズを耳にしますよね、これは2008年にスタートした「リスペクトプロジェクト」をきっかけに、サッカーの世界ではよく使われるようになりました。
因みに「リスペクトプロジェクト」とはサッカー協会や選手が、チームメイト、対戦相手、審判、サポーター、競技規則など、サッカーを取り巻くすべての事を、大切に思って、リスペクトしていこうという姿勢を明確にしたプロジェクトのこと。
リスペクトの反対語
リスペクトの反対語は「ディスリスペクト」、英語では「disrespect」となります。日本ではこれを省略化して、「ディスる」として使われています。
つまり相手のことを尊敬しない、否定する、けなす、侮辱(ぶじょく)するような意味を持つ言葉。
例えば、彼は付き合った女性をなぜか軽くディスる。
リスペクトとオマージュの違いについて
リスペクトとよく似た言葉には「オマージュ」があります。
この「オマージュ」はフランス語の「hommage」からきたので、「敬意」や「賞賛」を意味します。リスペクトと全く同じ意味で使えるんです!
しかし「オマージュ」は、人に対してあまり使いません。作品や作家に影響を受けて作品を作る、といった場合に使用されることが多いです。
つまり
- リスペクト:人物への尊敬
- オマージュ:作品への敬意
といったような違いがあります。
「オマージュ」は芸術作品や文学作品、映画・ドラマやアニメ、漫画などの分野で使われることが多いです。
例文:
名画をオマージュしていることは、素人が見ただけでは分からないだろう。
古典文学の様々な表現をオマージュした作品
まとめ
いかがでしょうか。リスペクトの意味や使い方について紹介しました、
まとめてみると
- リスペクトの英語はrespect、「尊敬する、尊重する」という意味
- リスペクトは「尊敬」や「尊重」の代わりとして使用することができます。
- リスペクトの反対語は「ディスる」
- リスペクトとよく似た言葉「オマージュ」は人に対して使いません、作品への敬意を示すとき使う
この機会にぜひ「リスペクト」の意味を正確に理解して、正しく使いましょう。